三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保を傘下に持つ国内損保3メガの一角、MS&ADインシュアランスグループホールディングス。「MS&ADは業界2位の年収と聞くが、実際どれくらい稼げるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
最新の有価証券報告書によると、MS&ADの平均年収は1,143.6万円(2025年期)。メガバンク・大手金融7社の中で業界2位、損保大手として業界平均1,112.1万円を約32万円上回る処遇水準を実現しています。業界トップの東京海上HD(1,535.7万円)には及ばないものの、メガバンク3社をすべて上回る位置にあります。本記事では、年収の推移や年齢別推計年収、業界他社との比較をデータで徹底解説します。
※本記事における各データは、MS&ADおよびメガバンク・大手金融7社が公開する有価証券報告書等の一次情報を基に構成しています。
結論:平均1,143万円。メガバンク・大手金融7社で業界2位の処遇水準
- 最新の平均年収:1,143.6万円(2025年期実績)。メガバンク・大手金融7社で業界2位、メガバンク3社をすべて上回ります。
- 30歳/40歳推計:30歳で約674万円、40歳で約905万円。平均年齢47.9歳・勤続22.9年を背景に、ベテラン層に厚みのある給与カーブ。
- 業界内ポジション:業界平均1,112.1万円を約32万円上回るが、業界トップの東京海上HD(1,535.7万円)には約392万円届かない。
- 規模感:従業員数38,247人(2025年)。長期勤続を前提とした処遇基盤で、業界2位の年収水準を維持しています。
📊 MS&ADの「働きやすさ」もチェック
MS&ADの年収・年齢・勤続年数比較(vs メガバンク・大手金融7社)
メガバンク・大手金融7社の平均年収を比較すると、業界内でのMS&ADの立ち位置が明確になります。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
|---|---|---|---|
| 東京海上HD | 1,535.7 万円 | 41.7 歳 | 16.2 年 |
| MS&AD | 1,143.6 万円 | 47.9 歳 | 22.9 年 |
| 三井住友FG | 1,134.2 万円 | 39.4 歳 | 14.8 年 |
| みずほFG | 1,117.4 万円 | 41.8 歳 | 16.3 年 |
| 三菱UFJFG | 1,093.3 万円 | 40.1 歳 | 13.1 年 |
| 第一生命HD | 1,044.2 万円 | 39.2 歳 | 11.7 年 |
| ゆうちょ銀行 | 716.0 万円 | 45.6 歳 | 21.0 年 |
💡 Career Reveal編集部の分析
MS&ADの平均年収1,143.6万円は、メガバンク・大手金融7社の中で業界2位の高水準です。3位の三井住友FG(1,134.2万円)とは約9万円差と僅差ですが、メガバンク3社(SMFG・みずほ・MUFG)をすべて上回り、損保大手としての処遇基盤の厚さを示しています。
特筆すべきは、平均年齢47.9歳・勤続22.9年という業界最高・最長水準の組織構成。SMFG(39.4歳・14.8年)と比べると平均年齢で8.5歳上、勤続年数で8.1年長いという「ベテラン層中心の構造」が、業界2位の年収水準を支えています。年齢比例の給与カーブで、長期勤続を前提とした処遇設計が読み取れます。
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⚡ メガバンク・大手金融を一括比較して表を作る(無料)年収推移:3年間で約42万円増の上昇トレンド
過去3年間のMS&ADの年収推移を見ると、業界平均を一貫して30〜50万円上回りながら、2025年期に明確な上昇トレンドに転じていることが分かります。
| 年度 | MS&AD平均年収 | 業界平均 | 従業員数(MS&AD) |
|---|---|---|---|
| 2025年期 | 1,143.6 万円 | 1,112.1 万円 | 38,247 人 |
| 2024年期 | 1,101.3 万円 | 1,052.6 万円 | 38,391 人 |
| 2023年期 | 1,101.4 万円 | 1,050.8 万円 | 38,584 人 |
2024年期までは1,101万円台で安定推移していましたが、2025年期に1,143.6万円へと約42万円増加。継続的な処遇改善が反映されています。従業員数は約3.8万人で安定的に推移しており、組織規模を維持しながら処遇水準を高めている構造です。
年齢別推計:30歳・40歳の年収イメージ
※以下の数値は、2025年の平均年収(1,143.6万円)と平均年齢(47.9歳)をもとに、昇給率3%を仮定して算出した独自推計値です。実際の給与は個人の評価・役職・所属事業部によって大きく異なります。
| 年齢 | 推計年収 | 補足・ポジションの目安 |
|---|---|---|
| 30歳 | 約 673.7 万円 | 若手・中堅層。平均年齢が47.9歳と高いため、30歳時点では業界トップクラスのSMFG・MUFGより低めの水準。 |
| 40歳 | 約 905.4 万円 | 管理職・スペシャリスト層。多くの社員が900万円台に到達し、長期勤続による年収上昇が顕著に現れる年代。 |
年収効率:時給換算で見る「稼ぎやすさ」
平均年収を年間総労働時間(標準月160時間+残業時間×12ヶ月)で割った時給推計をもとに、メガバンク・大手金融7社の「年収効率(時給換算)」を比較します。残業時間を非公表とする企業については、業界平均の月16.13時間を仮置きして算出しています。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 残業時間/月 | 時給推計 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 東京海上HD | 1,535.7 万円 | 23.6 時間 | 約 6,970 円 |
| 2位 | MS&AD | 1,143.6 万円 | 非公表(※16.13h仮置き) | 約 5,411 円 |
| 3位 | 三井住友FG | 1,134.2 万円 | 14.9 時間 | 約 5,404 円 |
| 4位 | みずほFG | 1,117.4 万円 | 非公表(※16.13h仮置き) | 約 5,287 円 |
| 5位 | 三菱UFJFG | 1,093.3 万円 | 19.3 時間 | 約 5,081 円 |
| 6位 | 第一生命HD | 1,044.2 万円 | 非公表(※16.13h仮置き) | 約 4,941 円 |
| 7位 | ゆうちょ銀行 | 716.0 万円 | 6.7 時間 | 約 3,579 円 |
※時給推計の算出式:年収(円)÷ 年間総労働時間。年間総労働時間 = (標準月160時間 + 残業時間) × 12ヶ月。残業時間が非公表の企業は、業界平均(月16.13時間)を仮置きして算出しています。
MS&ADの時給推計は約5,411円で、東京海上HDに次ぐ業界2位。年収業界2位という絶対額順位と一致しており、残業時間が非公表のためあくまで推計値ですが、損保大手としての高い時給単価が読み取れます。
評価制度・ボーナス:長期勤続前提の処遇基盤
MS&ADの賞与(ボーナス)に関する具体的な支給基準や、総合職・専門職といったキャリア別の年収内訳は公表されていません。
ただし、同社の処遇水準は損保大手としての事業規模と、勤続22.9年・平均年齢47.9歳という業界最長・最高水準のベテラン層中心構造に支えられ、業界2位の年収を実現しています。2024年期1,101万円→2025年期1,144万円へ約42万円増という直近の伸びも顕著です。
また、人財育成への投資拡大、デジタル人財育成プログラム(MS&ADデジタルアカデミー、MS&ADデジタルカレッジfrom京都)、グローバル人財育成プログラム、ジョブ型雇用の活用と外部人財の確保などにより、能力に応じて挑戦と成長の機会を得られる環境が整備されています。
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【面接対策】年収・評価について聞く「逆質問」例
単に高い給与を求めるだけでなく、損保大手の長期勤続前提の処遇構造を理解した上で、自律的に成長したいというプロ意識をアピールしましょう。
Q. 直近の年収上昇トレンドの背景について聞く
「御社の平均年収は2024年期1,101万円から2025年期1,144万円へ約42万円増加されています。基本給の見直しや業績連動部分の改善など、この上昇を支えている要素について教えていただきたいです。また、今後も継続的に処遇水準を高めていく方針があるのかも伺いたいです。」
💡 ポイント:具体的な数値推移を踏まえた質問は、企業研究の深さを示せます。
Q. ジョブ型雇用と若手の処遇について聞く
「御社はジョブ型雇用の活用や外部人財の採用を積極的に進められ、管理職に占める経験者採用比率も向上していると拝見しました。長期勤続前提の処遇制度の中で、若手・中堅社員の方が成果に応じて早期に処遇に反映される仕組みがあれば教えていただきたいです。」
💡 ポイント:制度の存在ではなく「処遇への反映実態」を問うことで、深い研究を示せます。
向いている人・向かない人
- 向いている人
- 業界2位の年収(1,143万円)と長期勤続を前提に、安定的にキャリアを築きたい人。
- 損保大手で、長期的な視点で能力・経験を積み上げたい人。
- ジョブ型雇用やデジタル人財育成プログラムなど、社内で専門性を高めていきたい人。
- 向かない人
- 30歳台で年収1,000万円超を実現したい人(メガバンクや東京海上HDの方が早期年収カーブが急)。
- 若手中心の組織で、早期に裁量を持ちたい人(MS&ADは平均年齢47.9歳と業界最高水準)。
- ジョブ型・成果連動型の評価制度を強く求める人(長期勤続前提の処遇基盤が中心)。
まとめ:MS&ADの年収データから見えること
本記事のポイントを振り返ります。
- MS&ADの平均年収は1,143.6万円(2025年期)で、メガバンク・大手金融7社の中で業界2位。メガバンク3社(SMFG・みずほ・MUFG)をすべて上回る処遇水準です。
- 2024年期1,101万円→2025年期1,144万円へ約42万円増という直近の上昇トレンドが顕著で、継続的な処遇改善が反映されています。
- 30歳推計674万円、40歳推計905万円という給与カーブは、平均年齢47.9歳・勤続22.9年の業界最長・最高水準の組織構造を反映した「ベテラン層に厚い」設計です。
- 時給推計約5,411円は業界2位で、年収絶対額順位と一致。損保大手としての時給単価の高さが読み取れます。
ただし、年収の絶対額だけでなく、働き方の柔軟性(有給77.0%は業界最低)・残業時間(非公表)・定着率(業界平均下回る安定推移)を併せて確認することで、企業の総合的な労働環境を判断できます。
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