国内生命保険大手として、グローバル展開と新領域事業を進める総合保険グループ、第一生命ホールディングス。「第一生命HDの残業は実際にどのくらい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
同社の直近(2024年期・2025年期)の平均残業時間は非公表です。一方、過去には2022年期5.2時間/2023年期5.4時間と業界平均(14.4時間)を9時間程度下回る低水準を公表していた経緯があります。フルリモート勤務やフレックスタイム制度、健康経営アプリ「QOLism」などの労働環境施策と合わせて、生保大手としての労働実態を読み解きます。
※本記事における「業界平均」は、メガバンク・大手金融7社(三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFG、ゆうちょ銀行、東京海上HD、MS&AD、第一生命HD)の公開データを基に算出しています。
結論:直近残業時間は非公表。過去公表値は業界平均を大きく下回る低水準
- 最新の残業時間:非公表(業界平均は月16.13時間)。2024年期以降の具体的な数値は公開されていません。
- 過去の公表値:2022年期5.2時間/2023年期5.4時間と、業界平均(14.4時間)を9時間程度下回る低水準を公表していた経緯があります。
- 業界の推移:業界全体では月15〜20時間レンジで推移。2022年14.4時間→2025年16.13時間と若干の上昇傾向。
- 公表施策:テレワーク・フレックスタイム制度の活用、フルリモート勤務、健康経営アプリ「QOLism」、メンタルヘルス対策など、柔軟な働き方とWell-being施策を多面的に展開しています。
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データで見るメガバンク・大手金融業界の残業時間
第一生命HDは直近の残業時間を非公表のため、データを公表している企業を中心に業界全体の傾向を読み解きます。
| 企業名 | 平均残業時間 | データ年(期) | 特徴・コメント |
|---|---|---|---|
| ゆうちょ銀行 | 6.7 時間/月 | 2025年 | 業界最少水準。1日30分未満の残業で、定型業務中心の構造を反映。 |
| 三井住友FG | 14.9 時間/月 | 2025年 | データ公表4社の中で2位の少なさ。業界平均を1.2時間下回る。 |
| 業界平均 | 16.13 時間/月 | 2025年 | 業界全体として、月15〜20時間レンジに収まる傾向。 |
| 三菱UFJFG | 19.3 時間/月 | 2025年 | 業界平均を上回るが、メガバンク3社の中で中位。4年連続で減少傾向。 |
| 東京海上HD | 23.6 時間/月 | 2025年 | 損保最大手。グローバル展開と保険査定業務の特性で長め。 |
| みずほFG / MS&AD / 第一生命HD | 非公表 | - | 直近の残業時間の具体的な数値は公開されていません。 |
💡 Career Reveal編集部の分析
第一生命HDは2024年期以降、残業時間を非公表とした一方、2022年期5.2時間/2023年期5.4時間という公表値は、当時のメガバンク・大手金融7社の業界平均(2022年・2023年とも14.4時間)を約9時間下回る業界最少水準でした。
過去公表値の参考性に留意しつつ、フルリモート勤務制度・フレックスタイム制度・社員Well-being施策などが組織的に展開されている点から、柔軟な働き方への取り組みは継続的に推進されていると推測できます。一方、直近の数値が公表されていないため、最新の労働環境の透明性は他社(SMFG・MUFG・ゆうちょ・東京海上)より相対的に低い状態です。
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| 年度 | 第一生命HD | 業界平均 | トレンド・要因 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 非公表 | 16.13 時間/月 | 業界全体で月15〜20時間レンジで推移。 |
| 2024年 | 非公表 | 16.35 時間/月 | 業界平均が上昇。 |
| 2023年 | 5.4 時間/月 | 14.4 時間/月 | 業界平均を9.0時間下回る低水準を公表。 |
| 2022年 | 5.2 時間/月 | 14.4 時間/月 | 業界平均を9.2時間下回る業界最少水準を公表。 |
残業が発生しやすい「業界の構造」と第一生命HDの「労働環境施策」
第一生命HDにおける直近の残業の具体的なデータは公表データなしですが、生命保険業界特有の構造的要因と、それをケアする第一生命HDの労働環境施策の実態を解説します。
生保業界の業務構造
生命保険業界は、契約管理・保険金支払い・資産運用・営業職員サポートなど、業務が多岐にわたる構造を持ちます。第一生命HDはグループ国内6社体制でグローバル展開を進めており、海外事業管理・新領域事業の業務量も発生します。一方、本社部門は装置産業的な定型業務比率が比較的高く、業務時間管理がしやすい構造でもあります。
柔軟な働き方の制度整備
柔軟な働き方を支援するための制度導入を公表。労働時間の縮減や休暇取得・早帰りの推進、テレワーク、フレックスタイム制度の活用に加え、転居を伴わない地域限定型社員が全国各地からフルリモート勤務で本社業務を担うことが可能な制度も導入されています。
健康経営とメンタルヘルス対策
健康増進施策を通じた心身の健康維持促進を公表。社員Well-being実現に向けた健康経営戦略マップに基づき、生活習慣病予防とメンタルヘルス対策を推進。人間ドック・各種がん検診費用補助、健康増進アプリ「QOLism」の活用促進などを展開し、欠勤率・アブセンティーズムの改善を図っています。
【面接対策】残業時間非公表を踏まえた「逆質問」例
残業時間が非公表だからこそ、フルリモート勤務やフレックスタイムなど具体的施策の運用実態を聞く質問が効果的です。
Q. フルリモート勤務の運用実態について聞く
「御社では地域限定型社員のフルリモート勤務制度を導入され、居住地に捉われない柔軟な働き方を実現されていると拝見しました。実際の現場では、こうした制度がどの程度活用され、社員の方々の働き方や時間管理にどのような変化が生まれているのか、具体的な事例があれば教えていただきたいです。」
💡 ポイント:施策の存在ではなく「実際の浸透度」を問うことで、企業研究の深さを示せます。
Q. 健康経営アプリの活用について聞く
「御社は健康増進アプリ『QOLism』の活用促進など、社員Well-being実現に向けた施策を多面的に展開されていると拝見しました。労働時間の縮減・早帰りの推進と組み合わせて、現場ではどのように社員の心身の健康維持と生産性向上を両立させているのか教えていただきたいです。」
💡 ポイント:定量データ(健康経営施策)を踏まえた質問で、自律的な働き方への意識を示せます。
向いている人・向かない人
- 向いている人
- 生命保険大手で、長期的にキャリアを築きたい人。
- フルリモート勤務・フレックスタイム・健康経営アプリなど、組織的なWell-being施策を志向する人。
- 居住地や勤務場所の柔軟性を重視する人(地域限定型社員のフルリモート勤務も可能)。
- 向かない人
- 直近の残業時間などの定量データの透明性を重視する人(SMFG・MUFG・ゆうちょ・東京海上は公表)。
- 毎日決まった定時で必ず退社したい人や、業務量の変動に強いストレスを感じる人。
- 残業代で稼ぐことを前提に、長時間労働を許容する給与設計を期待する人。
まとめ:第一生命HDの残業データから見えること
本記事のポイントを振り返ります。
- 第一生命HDの直近(2024年期・2025年期)の平均残業時間は非公表。一方、2022年期5.2時間/2023年期5.4時間と業界平均14.4時間を約9時間下回る業界最少水準の公表値を持っていました。
- フルリモート勤務、フレックスタイム、社員Well-being施策、健康経営アプリ「QOLism」など、柔軟な働き方と健康経営の制度が体系的に整備されています。
- 過去公表値からは業界トップクラスの労働環境が示唆されますが、直近の数値が非公表のため、最新の実態は採用面接等で確認することが重要です。
ただし、残業時間(非公表)以外にも、年収水準・離職率・働き方の柔軟性を併せて確認することで、企業の労働環境を立体的に判断できます。
💰 業界6位の「年収」事情
第一生命HDの平均年収は1,044.2万円で、メガバンク・大手金融7社の中で業界6位。30歳推計795.6万円、40歳推計1,069.2万円という給与カーブの実態をこちらで解説しています。
👉 平均年収1,044万円!第一生命HDの給与構造を見る ↗📈 業界最高水準の「離職率13.3%」と生保特有構造
第一生命HDの離職率は13.3%(2025年)で業界最高水準。営業職員を含む雇用構造を反映した数値と、キャリア支援デスクなどの定着施策をこちらで解説しています。
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