双日株式会社の働き方、ワークライフバランス(WLB)、そして多様性(D&I)について、定量データをもとに徹底解説いたします。同社は「挑戦」をキーワードに掲げ、商社業界の慣習にとらわれない柔軟なキャリア支援を行っています。

結論:双日は「個人の挑戦」を全力で後押しする会社

  • 残業:非公表(働き方は個人の裁量に委ねられている部分が大きい)
  • 有給:77.6%(業界平均を上回る高水準)
  • 離職:3.4 %(業界平均より高いが、ポジティブな代謝を含む)
  • 特徴:「独立・起業支援制度」など、会社を飛び出す挑戦も応援。
  • 育児:男性育休96.1%(非常に高い取得率)。

企業と業界の特徴

双日は、自動車・航空・インフラなどに強みを持つ総合商社です。5大商社に追いつけ追い越せの精神で、「発想(Hassojitz)」プロジェクトなど、若手のアイデアを積極的に事業化する取り組みを行っています。組織も比較的若く、エネルギッシュな風土が特徴です。

KPI表:データで見る双日の働き方

2025年期主要HR指標比較:双日 vs 業界平均
指標 会社値(2025年) 業界平均 コメント
平均残業時間 非公表 19.3 時間/月 具体的な数値は開示されていません。
有給取得率 77.6 % 70.1 % 業界平均を上回り、休みやすい環境です。
離職率 3.4 % 2.01 % 業界平均より高め。人材流動性が高いです。
研修費/人 非公表 40.1 万円 金額は不明ですが、時間は確保されています。
研修時間/人 30 時間 28.5 時間 平均以上です。
女性管理職比率 6.8 % 9.2 % 業界平均を下回っており、課題です。
男性育休取得率 96.1 % 96.0 % 非常に高い水準を達成しています。

💡 Career Reveal編集部の分析

双日のデータの特徴は「離職率3.4%」と「有給取得率77.6%」の組み合わせです。
休みやすいホワイトな環境でありながら、離職率が他商社より高いというのは、一見矛盾しているように見えます。しかし、これは「独立支援制度」など、会社が社員のセカンドキャリアを積極的に支援している結果とも言えます。「終身雇用」に縛られない、現代的なキャリア観を持つ会社です。

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働き方の詳細

労働時間(残業の実態)

平均残業時間の具体的な数値は非公表です。ただし、「健康経営」を推進しており、二次健診受診率84%など、社員の健康管理には力を入れています。

⏰ 残業非公表でも大丈夫?

なぜ双日は残業時間を公表しないのか?業界の構造的な忙しさや、口コミから推測される実態については、以下の記事で深掘りしています。

👉 双日の残業実態と「非公表」の理由を読む ↗

定着率(離職率3.4%)

離職率は3.4%と、商社業界の中では高めの水準です。これはネガティブな要素だけではなく、双日が「独立・起業」を支援する制度を持っているため、前向きな「卒業」を選択する社員がいることも影響しています。

📈 離職率3.4%は「挑戦」の証?

他商社より離職率が高い理由は?双日独自の「独立支援制度」や「ジョブ型雇用」など、人材流動性を高める施策の全貌はこちらの記事で解説しています。

👉 双日の離職率3.4%の理由とキャリア支援を分析 ↗

休暇制度・有給取得

有給取得率は77.6%と非常に高いです。独自の「産後育児休暇」など、男性が育児に参加しやすい制度も整っており、男性育休取得率96.1%という数字に結実しています。

柔軟な働き方

双日はキャリアの柔軟性を高める施策を次々と打ち出しています。

  • 独立・起業支援制度:会社を辞めて起業する社員に対し、出資や融資などで支援する制度です。
  • ジョブ型雇用の新会社:専門性の高い人材を、年功序列ではなく市場価値で処遇するための新会社(双日プロフェッショナルシェア)を設立しました。

ワークライフバランスまとめ

双日のWLBは、「挑戦する人を応援する」スタイルです。 有給取得率の高さや育児支援の手厚さは、社員が安心して仕事に打ち込むための基盤となっています。一方で、独立支援など「会社を出ていく」選択肢も提示されており、会社と社員の対等な関係性が伺えます。

成長環境

一人当たり研修時間は30時間です。

  • デジタル人材育成:「デジタル応用人材」を全総合職の10%にする目標を掲げ、育成に注力しています。
  • Hassojitz(発想×双日)プロジェクト:社員の新規事業アイデアを公募・事業化するプロジェクト。若手の発想を形にするチャンスがあります。

多様性・ダイバーシティ&インクルージョン

D&Iも推進中ですが、女性管理職比率は6.8%とまだ発展途上です。しかし、新規採用の女性比率は51.6%(2025年期)と半数を超えており、将来的な改善が期待されます。 また、若手女性社員の海外派遣を積極的に行う「キャリアの早回し」など、育成スピードを上げる工夫もされています。

【面接対策】双日の「挑戦」について聞く逆質問

独自の制度への関心を示し、チャレンジ精神をアピールしましょう。

Q. 新規事業への挑戦について聞く

「『Hassojitzプロジェクト』など、社員のアイデアを事業化する取り組みに魅力を感じています。実際に若手社員の提案から事業化に至った事例や、そこでの苦労話などがあれば教えていただけますか?」

💡 ポイント:会社の「攻め」の姿勢に共感していることを伝えます。


Q. キャリアの多様性について聞く

「独立支援制度など、社員の多様なキャリアパスを応援する姿勢が素晴らしいと感じました。こうした制度があることで、社内の雰囲気や社員の方々のモチベーションにどのような良い影響があると感じられますか?」

💡 ポイント:自律的なキャリア観を持っていることを示せます。

まとめ

  • 向いている人:
    • 将来は独立や起業も視野に入れている、野心のある方。
    • 年功序列ではなく、実力や成果で評価されたい方。
    • 新規事業の立ち上げなど、0→1の仕事に挑戦したい方。
  • 向かない人:
    • 「終身雇用」で定年まで安泰に過ごしたい保守的な方。
    • 残業時間など、労働環境の細かな数字が開示されていないと不安な方。

一次情報(公式資料へのリンク集)

双日株式会社

出典

Career Reveal / 有価証券報告書 / 統合報告書 / サステナビリティレポート / ESGデータブック