マツダ株式会社の働き方、ワークライフバランス(WLB)、そして多様性(D&I)について、定量データをもとに徹底解説いたします。同社の最大の特徴は、「有給取得率91.1%」という圧倒的な休暇の取りやすさにあります。広島に拠点を置きながらグローバルに展開するマツダ独自の企業風土と、働き方の実態に迫ります。
結論:マツダは「休みやすさ」において業界最高水準
- 残業:非公表(業界平均は約20時間)
- 有給:91.1%(極めて高い水準)
- 離職:3.2%(業界平均2.2%よりやや高いが、定着率は良好)
- 特徴:リモートワークと出社を使い分けるハイブリッド型。
- 育児:男性育休60.0%(70%目標に向け推進中)。
企業と業界の特徴
マツダは広島県を本拠地とする自動車メーカーで、独自のデザインと技術力(ロータリーエンジン等)に強みを持ちます。 自動車業界はCASE(電動化・自動運転など)対応で変革期にありますが、マツダは平均勤続年数17.4年、平均年齢42.5歳と、ベテラン層が厚く、長期的に技術を継承できる安定した組織基盤を持っています。
KPI表:データで見るマツダの働き方
| 指標 | 会社値(2025年) | 業界平均 | コメント |
|---|---|---|---|
| 平均残業時間 | 非公表 | 21.45 時間/月 | 具体的な数値は非開示です。 |
| 有給取得率 | 91.1 % | 90.1 % | 業界平均(90.1%)をさらに上回る、極めて高い水準です。 |
| 離職率 | 3.2 % | 2.2 % | 業界平均より1.0ポイント高い水準です。 |
| 人材投資(研修時間/一人当たり) | 35.9 時間 | 17.6 時間 | 業界平均(17.6時間)の約2倍と、学習機会が豊富です。 |
| 人材投資(費用/一人当たり) | 4.6 万円 | 5.4 万円 | 費用は平均を下回りますが、時間は長く内製化が進んでいます。 |
| 女性管理職比率 | 5.1 % | 4.5 % | 業界平均(4.5%)を上回っており、登用が進んでいます。 |
| 男性育休取得率 | 60.0 % | 72.6 % | 業界平均を下回っており、70%目標に向け推進中です。 |
| 平均勤続年数 | 17.4 年 | 17.7 年 | 業界平均(17.7年)とほぼ同等の高い定着率です。 |
| 平均年齢 | 42.5 歳 | 42.1 歳 | 業界平均(42.1歳)とほぼ同水準です。 |
💡 Career Reveal編集部の分析
特筆すべきはやはり有給取得率91.1%です。日本の製造業において、ここまで高い数字を維持している大企業は稀です。「休みを取るのが当たり前」という文化が完全に根付いている証拠と言えるでしょう。
一方で残業時間は非公表ですが、この高い有給取得率とセットで考えると、メリハリのある働き方ができている可能性が高いと推測されます。
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労働時間(残業の実態)
マツダの平均残業時間は非公表です。ただし、業界平均は約20時間程度であり、DX推進やAI活用による生産性向上に注力していることから、極端な長時間労働は抑制されていると考えられます。
⏰ 残業データがないのはなぜ?
数値は非公表ですが、マツダの働き方改革や生産性向上施策(DX・AI活用)から、実際の忙しさを読み解くことは可能です。詳細はこちらの記事で解説しています。
👉 マツダの残業実態と生産性向上施策を見る ↗休暇制度・有給取得
2025年度の有給休暇取得率は91.1%(平均取得日数17.3日)です。これは「ほぼ全員が、付与された有給をほぼ使い切っている」状態に近い驚異的な数字です。計画的な休暇取得が推奨されており、ワークライフバランス重視の方には理想的な環境です。
定着率(離職率3.2%)
離職率は3.2%です。業界平均(約2.3%)やトヨタ(0.9%)と比較するとやや高めですが、全産業平均から見れば低い水準です。平均勤続年数が17.4年と長いことから、基本的には長く働く人が多い一方で、キャリアチャレンジ制度などを通じて人材の代謝も一定数あることが伺えます。
📈 安定企業なのに、なぜ人が辞める?
勤続年数が長い一方で、離職率が3%台ある理由とは?マツダの人材戦略と、そこから見えるキャリアパスについては、こちらの記事で深掘りしています。
👉 マツダの離職率3.2%の理由と定着率を分析 ↗柔軟な働き方
マツダは柔軟な勤務形態を整備しています。
- リモートワーク制度:2020年10月より導入。出社とリモートを組み合わせたハイブリッドワークを推進しています。
- 定年延長:2030年度には65歳定年へ。シニア層も活躍できる環境です。
成長環境:AI人材への投資
一人当たり研修時間は35.9時間と、教育投資に熱心です。
- AI道場:社内にデジタル人材育成の場を設け、現場主導のDXを推進しています。
- キャリアチャレンジ制度:社内公募を通年化し、自律的なキャリア形成を支援しています。
多様性・ダイバーシティ&インクルージョン
D&Iの推進にも積極的です。
- 女性活躍:女性管理職比率は5.1%。2026年度までに110名体制を目指しています。
- LGBTQ+への配慮:就業規則を改定し、同性パートナーも配偶者として定義。法律婚と同等の処遇を適用しています。
- 障がい者雇用:手話通訳士を正社員として雇用し、情報保障を行っています。
【面接対策】マツダの「働き方」について聞く逆質問
高い有給取得率や柔軟な制度について、ポジティブな関心を示しましょう。
Q. 有給取得率の高さについて聞く
「有給取得率が90%を超えており、非常に働きやすい環境だと感じています。業務を円滑に進めながら高い取得率を維持するために、チーム内でどのような工夫やコミュニケーションが行われているのでしょうか?」
💡 ポイント:単に「休みが多い」ことを喜ぶだけでなく、チームワークへの配慮があることを示せます。
Q. AI道場などの育成について聞く
「『AI道場』などデジタル人材育成に力を入れられている点に魅力を感じています。実際の業務の中で、学んだスキルを活かして改善提案などを行う機会はどの程度あるのでしょうか?」
💡 ポイント:自律的に学び、貢献する意欲をアピールできます。
まとめ
- 向いている人:
- 有給休暇をしっかり取り、プライベートも大切にしたい人(取得率91%)。
- 広島に腰を据えて、長く安定して働きたい人(勤続17年)。
- リモートワークやAI活用など、新しい働き方に適応できる人。
- 向かない人:
- 残業時間などのデータが完全にガラス張りでないと不安な人。
- 短期間で転職を繰り返してキャリアアップしたい「ジョブホッパー」志向の人(組織は長期的安定型です)。
一次情報(公式資料へのリンク集)
マツダ株式会社
出典
Career Reveal / 有価証券報告書 / 統合報告書 / サステナビリティレポート / ESGデータブック
