兼松株式会社の平均残業時間は、最新データ(2025年期)で18.3時間/月です。業界平均(19.3時間)を下回る水準ですが、特筆すべきはその中身です。「フルフレックス利用率80.3%」という驚異的な数字が示す通り、兼松は社員一人ひとりの裁量に働き方を委ねることで、効率化を実現しています。

結論:兼松は「管理」ではなく「自律」で時間を制する

  • 最新残業:18.3時間/月(業界平均より少ない)
  • 推移:19.2時間 → 17.9時間 → 18.3時間と、低水準で安定。
  • 特徴:フルフレックス利用率80.3%。制度が完全に定着しています。
  • 評価:「やらされ残業」が少なく、自分のペースで働ける環境です。

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最新年の残業KPI表

兼松と総合商社業界の残業時間比較データ分析
指標 会社値 業界平均 コメント
平均残業時間 18.3 時間/月 19.3 時間/月 業界平均を下回る、働きやすい水準です。

残業推移:安定したコントロール

年(期) 会社値(時間/月) 業界平均 コメント
2025 18.3 19.3 微増しましたが、低水準です。
2024 17.9 19.5 17時間台を記録。
2023 19.2 19.9 20時間を切っています。

💡 Career Reveal編集部の考察

兼松の残業時間が少ない理由は、「強制退社」などの管理強化ではなく、「フルフレックス」による自律化にあります。
「早く帰る日」と「集中する日」を個人が自由に決められるため、無駄な付き合い残業が発生しにくい構造になっています。

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他社比較:自由度の高さで勝負

2025年期のデータで見ると、兼松(18.3時間)は丸紅(15.8時間)には及びませんが、業界平均以下の水準をキープしています。

企業名 平均残業時間 特徴
住友商事 9.85 時間 業界最短。
伊藤忠商事 11.0 時間 朝型勤務。
丸紅 15.8 時間 働き方改革進行中。
兼松 18.3 時間 フルフレックス活用。
三井物産 27.6 時間 個の裁量が大きい。
三菱商事 31.0 時間 業界最長クラス。

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残業削減の取り組み(フルフレックスとABW)

兼松は「働き方の自由化」を通じて生産性を高めています。

  • フルフレックス制度: コアタイムなし。利用率は80.3%に達しており、名ばかり制度ではありません。
  • ABW (Activity Based Working): 本社移転を機に導入。業務に合わせて最適な場所を選べます。
  • ブロンズウィーク: 大型連休の取得を推奨し、メリハリのある働き方を促進しています。

📈 自由度が高いのに離職率が高いのはなぜ?

これほど働きやすい環境でありながら、離職率は4.4%と高めです。その理由は「ブラックだから」ではなく「次へのステップ」かもしれません。兼松のキャリアパスについては、こちらの記事で解説しています。

👉 兼松の離職率4.4%の理由と定着率を分析 ↗

【面接対策】残業について聞く時の「逆質問」例

自由な制度をどう使いこなすか、主体性をアピールしましょう。

Q. フレックスでの自己管理について聞く

「フルフレックスの利用率が非常に高いと伺いました。自由度が高い分、自己管理が重要だと思いますが、若手社員の方々はどのようにタイムマネジメントを工夫されていますか?」

💡 ポイント:自律的に働く覚悟があることを示せます。


Q. ABWでのチームワークについて聞く

「ABWで働く場所が自由になる中、チームとしての連携や、先輩社員からのOJTはどのように行われているのでしょうか?」

💡 ポイント:自由な働き方の課題点についても理解している視点の鋭さを示せます。

向いている人・向かない人

  • 向いている人:
    • 「9時-17時」のような固定的な時間管理が苦手な人。
    • 自分のリズムで効率的に働き、プライベートも大切にしたい人。
    • 自律的に仕事を進められる、セルフマネジメント能力が高い人。
  • 向かない人:
    • 毎日決まった時間に出社し、上司の指示通りに動きたい人。
    • 自由を与えられると、逆に何をしたらいいか分からなくなる人。

一次情報(公式資料へのリンク集)

兼松株式会社

出典

Career Reveal / 有価証券報告書 / 統合報告書 / サステナビリティレポート / ESGデータブック