国内生命保険大手として、グローバル展開と新領域事業を進める総合保険グループ、第一生命ホールディングス。「第一生命HDの年収はメガバンク・大手金融の中でどう位置づけられるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
最新の有価証券報告書によると、第一生命HDの平均年収は1,044.2万円(2025年期)。メガバンク・大手金融7社の中で業界6位で、業界平均1,112.1万円を約68万円下回る水準です。2024年期949.9万円から2025年期1,044.2万円へと約94万円増加していますが、2023年期の972.2万円から一旦低下した後の上昇となっています。平均年齢39.2歳・勤続11.7年と業界最若・最短水準の若手中心構造を反映した給与カーブが特徴です。本記事では、年収の推移や年齢別推計年収、業界他社との比較をデータで徹底解説します。
※本記事における各データは、第一生命HDおよびメガバンク・大手金融7社が公開する有価証券報告書等の一次情報を基に構成しています。
結論:平均1,044万円。メガバンク・大手金融7社で業界6位、業界平均をやや下回る水準
- 最新の平均年収:1,044.2万円(2025年期実績)。メガバンク・大手金融7社で業界6位、業界平均1,112.1万円を約68万円下回る水準です。
- 30歳/40歳推計:30歳で約796万円、40歳で約1,069万円。平均年齢39.2歳という業界最若構造を反映し、30歳台後半で1,000万円超に到達する給与カーブ。
- 業界内ポジション:業界平均を約68万円下回る水準だが、業界トップの東京海上HD(1,535.7万円)には約492万円届かない。一方、ゆうちょ銀行(716.0万円)は約328万円上回ります。
- 規模感:従業員数60,814人(2025年)はメガバンク2社(MUFG・SMFG)に次ぐ規模。生命保険特有の幅広い雇用構造を背景に、業界平均をやや下回る処遇水準を維持しています。
📊 第一生命HDの「働きやすさ」もチェック
第一生命HDの年収・年齢・勤続年数比較(vs メガバンク・大手金融7社)
メガバンク・大手金融7社の平均年収を比較すると、業界内での第一生命HDの立ち位置が明確になります。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
|---|---|---|---|
| 東京海上HD | 1,535.7 万円 | 41.7 歳 | 16.2 年 |
| MS&AD | 1,143.6 万円 | 47.9 歳 | 22.9 年 |
| 三井住友FG | 1,134.2 万円 | 39.4 歳 | 14.8 年 |
| みずほFG | 1,117.4 万円 | 41.8 歳 | 16.3 年 |
| 三菱UFJFG | 1,093.3 万円 | 40.1 歳 | 13.1 年 |
| 第一生命HD | 1,044.2 万円 | 39.2 歳 | 11.7 年 |
| ゆうちょ銀行 | 716.0 万円 | 45.6 歳 | 21.0 年 |
💡 Career Reveal編集部の分析
第一生命HDの平均年収1,044.2万円は、メガバンク・大手金融7社の中で業界6位。業界平均(1,112.1万円)を約68万円下回り、ゆうちょ銀行(716.0万円)以外の6社中では最も低い位置です。
特筆すべきは、平均年齢39.2歳・勤続11.7年という業界最若・最短水準の組織構成。MS&AD(47.9歳・22.9年)と比べると平均年齢で8.7歳若く、勤続年数で11.2年短いという「若手中心の構造」が、年収絶対額順位より給与カーブの実質的な伸びに表れています。30歳推計796万円は決して低くなく、若手から30歳台後半で1,000万円超に到達する給与水準を実現しています。
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⚡ メガバンク・大手金融を一括比較して表を作る(無料)年収推移:2024年→2025年で約94万円増の急上昇トレンド
過去3年間の第一生命HDの年収推移を見ると、2024年期に一旦低下したものの、2025年期に大きく上昇していることが分かります。
| 年度 | 第一生命HD平均年収 | 業界平均 | 従業員数(第一生命HD) |
|---|---|---|---|
| 2025年期 | 1,044.2 万円 | 1,112.1 万円 | 60,814 人 |
| 2024年期 | 949.9 万円 | 1,052.6 万円 | 59,495 人 |
| 2023年期 | 972.2 万円 | 1,050.8 万円 | 60,997 人 |
2024年期に949.9万円まで低下していた年収が、2025年期に1,044.2万円へと約94万円上昇。同期に平均年齢が41.8歳→39.2歳、勤続年数が14.5年→11.7年へ低下していることから、雇用構造の集計範囲変化や処遇制度改革が反映されている可能性があります。従業員数は約6万人で安定推移しており、メガバンク2社(MUFG・SMFG)に次ぐ規模の組織です。
年齢別推計:30歳・40歳の年収イメージ
※以下の数値は、2025年の平均年収(1,044.2万円)と平均年齢(39.2歳)をもとに、昇給率3%を仮定して算出した独自推計値です。実際の給与は個人の評価・役職・所属事業部によって大きく異なります。
| 年齢 | 推計年収 | 補足・ポジションの目安 |
|---|---|---|
| 30歳 | 約 795.6 万円 | 若手・中堅層。平均年齢39.2歳と若い分、30歳時点でも比較的高水準。第一生命HDはメガバンクと近い若手給与カーブを持ちます。 |
| 40歳 | 約 1,069.2 万円 | 管理職・スペシャリスト層。40歳の段階で1,000万円超に到達し、若手中心構造の中でも昇給カーブが機能しています。 |
年収効率:時給換算で見る「稼ぎやすさ」
平均年収を年間総労働時間(標準月160時間+残業時間×12ヶ月)で割った時給推計をもとに、メガバンク・大手金融7社の「年収効率(時給換算)」を比較します。残業時間を非公表とする企業については、業界平均の月16.13時間を仮置きして算出しています。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 残業時間/月 | 時給推計 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 東京海上HD | 1,535.7 万円 | 23.6 時間 | 約 6,970 円 |
| 2位 | MS&AD | 1,143.6 万円 | 非公表(※16.13h仮置き) | 約 5,411 円 |
| 3位 | 三井住友FG | 1,134.2 万円 | 14.9 時間 | 約 5,404 円 |
| 4位 | みずほFG | 1,117.4 万円 | 非公表(※16.13h仮置き) | 約 5,287 円 |
| 5位 | 三菱UFJFG | 1,093.3 万円 | 19.3 時間 | 約 5,081 円 |
| 6位 | 第一生命HD | 1,044.2 万円 | 非公表(※16.13h仮置き) | 約 4,941 円 |
| 7位 | ゆうちょ銀行 | 716.0 万円 | 6.7 時間 | 約 3,579 円 |
※時給推計の算出式:年収(円)÷ 年間総労働時間。年間総労働時間 = (標準月160時間 + 残業時間) × 12ヶ月。残業時間が非公表の企業は、業界平均(月16.13時間)を仮置きして算出しています。
第一生命HDの時給推計は約4,941円で、ゆうちょ銀行を除く6社中で最も低い水準。ただし、過去公表残業時間(2022年5.2時間/2023年5.4時間)を踏まえると、実残業が業界平均より大幅に少ない場合、実時給はより高く評価できる可能性があります。
評価制度・ボーナス:若手中心構造の処遇基盤
第一生命HDの賞与(ボーナス)に関する具体的な支給基準や、総合職・営業職員といったキャリア別の年収内訳は公表されていません。
ただし、同社の処遇水準は、生命保険大手としての事業規模と、勤続11.7年・平均年齢39.2歳という業界最若・最短水準の若手中心構造を反映し、業界平均をやや下回る水準を維持。2024年期949万円→2025年期1,044万円へ約94万円増という直近の伸びも顕著です。
また、次世代リーダー育成に向けた計画的なタレントマネジメントサイクルの実施、グローバル・ジョブポスティング、社内副業・社外副業、自律的なキャリア形成を支援するグループ内公募制度などにより、能力に応じて挑戦と成長の機会を得られる環境が整備されています。
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単に高い給与を求めるだけでなく、生保大手の若手中心構造を理解した上で、自律的に成長したいというプロ意識をアピールしましょう。
Q. 直近の年収上昇トレンドの背景について聞く
「御社の平均年収は2024年期949万円から2025年期1,044万円へ約94万円増加されています。基本給の見直しや業績連動部分の改善、雇用構造の変化など、この上昇を支えている要素について教えていただきたいです。また、今後も継続的に処遇水準を高めていく方針があるのかも伺いたいです。」
💡 ポイント:具体的な数値推移を踏まえた質問は、企業研究の深さを示せます。
Q. 若手のキャリア・処遇カーブについて聞く
「御社は平均年齢39.2歳・勤続11.7年と業界最若・最短の若手中心構造を持ちつつ、グローバル・ジョブポスティングや社内副業など主体的なキャリア形成機会を整備されています。若手・中堅社員の方が成果や挑戦に応じて早期に処遇に反映される仕組みがあれば教えていただきたいです。」
💡 ポイント:制度の存在ではなく「処遇への反映実態」を問うことで、深い研究を示せます。
向いている人・向かない人
- 向いている人
- 業界平均をやや下回る年収(1,044万円・30歳推計796万円)と、若手中心の組織でキャリアを切り拓きたい人。
- 生保大手で、グローバル展開や新領域事業に挑戦したい人。
- 男性育休108.3%・社内副業・フルリモート勤務など、柔軟性の高いキャリア機会を求める人。
- 向かない人
- 業界トップクラスの年収を最優先したい人(東京海上HD・MS&ADの方が年収絶対額は高い)。
- 長期勤続前提の安定環境を強く志向する人(第一生命HDは平均勤続11.7年と業界最短)。
- 離職率の低さを企業選びの主軸にする人(公表値は業界最高水準13.3%)。
まとめ:第一生命HDの年収データから見えること
本記事のポイントを振り返ります。
- 第一生命HDの平均年収は1,044.2万円(2025年期)で、メガバンク・大手金融7社の中で業界6位。業界平均1,112.1万円を約68万円下回る水準です。
- 2024年期949.9万円→2025年期1,044.2万円へ約94万円増という直近の上昇トレンドが顕著。雇用構造の変化や処遇制度改革が反映されている可能性があります。
- 30歳推計796万円、40歳推計1,069万円という給与カーブは、平均年齢39.2歳・勤続11.7年の業界最若・最短水準の組織構造を反映した「若手中心」の設計です。
- 時給推計約4,941円はゆうちょ銀行を除く6社中で最も低いが、過去公表残業時間(5.2-5.4時間)を踏まえると、実時給はより高く評価できる可能性があります。
ただし、年収の絶対額だけでなく、働き方の柔軟性(男性育休108.3%は業界最高)・残業時間(非公表)・定着率(業界最高水準)を併せて確認することで、企業の総合的な労働環境を判断できます。
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